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医師紹介
信州松本の紹介をかねて自己紹介をさせて頂きます
 皆さんこんにちは。
 3月までの2年間は月に1,2回の診療だったのですが、4月からの診療体制で単位を増やして頂きました菅です。
 生まれは兵庫県西宮市甲子園口、5歳の時から大阪の吹田市、学生時代と卒業後8年間は奈良で過ごして、大阪、神戸と移り住み、50歳過ぎまで関西を離れたことのないこてこての関西人、野球はもちろん阪神タイガースのファンです。その私が、ただただ北アルプスの峰々の美しさに魅せられて8年前信州松本へと移住しました。松本では同じ民医連の松本協立病院に勤務しています。

 松本は、松本城やクラシック音楽好きの方にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本(今はセイジ・オザワ松本フェスティバル)で親しまれ、北アルプスの玄関口として登山やスキーのお客さんも多いところです。また京都は関西フォーク発祥の街ですが、松本はそれを奏でるギター生産日本一の街です。このことは地元でもあまり知られておらず、江戸時代から武士や商人の家の家具作りが盛んだったそうで、今も松本家具と呼ばれる家具があり、家具を作る職人の技がギター作りに生かされているそうです。
 松本は、私の敬愛する作家北杜夫さんが旧制高校時代を過ごされたところです。大正時代に建てられた旧制松本高校の校舎は国の重要文化財として保存され、現在もさまざまな行事に活用されています。その周辺はあがたの森公園として整備されていて、私の家から歩いて約10分のお気に入りの公園です。信州を舞台にした北杜夫さんの数々の小説やエッセイの中で、私が最も好きな作品は「神々の消えた土地」という小説です。是非読んでみて下さい。
 信州は地酒造りが盛んで酒蔵が数多くあります。私のお薦めのお酒は松本の大信州、長野市川中島の幻舞(げんぶ)、上田の亀齢(きれい)などです。幻舞、亀齢は女性の杜氏さんが造られていて、細やかな味が信州のお酒好きの間では人気です。
 ここで信州の方言を少しご紹介しましょう。松本で仕事を始めた頃、患者さんのお母さんから「子どもがへらを痛がってて…」と聞いて何のことだかわからず、看護師さんから「舌のことですよ」と教えてもらいました。私が「舌をへらって言うのは信州の方言ですよ」と言うと、比較的若い方でもびっくりされることがあります。逆に、関西では物が壊れることを「つぶれる」と普通に言いますが、これは松本では通じません。大阪出身の知人が、換気扇が壊れたので、電話で「換気扇がつぶれた」と修理の依頼をしたところ、意味が通じなかったそうです。また松本地方の方言で、「だいじょうぶ」は「だいじょー」と「ぶ」を抜かして言います。「家の前」とかの「まえ」を「まえで」と言うので、初めは「それで家の前で何するねん?」と尻切れとんぼだなと思っていました。信州弁で「~しましょ」は「ま」の音を少し上げて言うのですが、「いっしょに~しましょう」ではなく、命令形に近いニュアンスで使います。例えば、「行きましょ」は「行け」、「やめましょ」は「やめろ」に近い意味です。

 小児科医としては子どもの心臓病の勉強を続けています。4月からは第2、第4土曜日に心エコー検査などしています。心雑音を指摘された、川崎病にかかったことがあるが長い間検査を受けていない、最近胸がドキドキすることがある、などなど何か相談したいことや困ったことがありましたらお気軽に私の外来にいらして下さい。吉祥院こども診療所でも月に1回第1土曜日に診療しています。看護師、事務のスタッフの皆さんとともに、かかりやすく気軽に相談できる診療を心がけたいと思っています。今後ともどうかよろしくお願い致します。
 4月、5月、松本は天気のいい日に北アルプスの残雪の眺めが美しい季節です。また、5月末にはあがたの森公園でクラフトフェアが催されます。お酒が飲める方も飲めない方も、是非一度松本へいらして下さい。
2019年4月20日
医師 菅純二