京都市における子どものPCR陽性者数 9/30時点

新型コロナウイルス感染症と子ども(その6)

9月16日~9月30日の京都市の子どものPCR陽性者数

 9月16日~9月30日まで2週間の子ども(未就学児、小学生、中学生)のPCR陽性者数です。

9月16日~30日未就学児2、小学生1、中学生21
・子どもの陽性者は24人で、全体の約30%と多かったです。
 これは、中学校でクラスターが発生したためです。
 子どもに重症者はなく、軽症9人、無症状15人でした。
 クラスターでは、中学生20人、教員4人、関連の家庭内感染で未就学児2人が陽性になりました。
・その他の小学生1人、中学生1人は別の家庭内感染です。
・クラスターが落ち着いた、後半の1週間では、子どもの陽性者は6%でした。

9月初めの高校生クラスター、今回の中学校クラスターをみると、学校生活にも、感染のリスク・クラスター発生のリスクはあります

  • 閉鎖空間(体育館等)での運動部活動や、その後の更衣室での密なマスクなしでの会話は、感染リスクを高める場面と考えられますので注意しましょう。
  • 子どもに、発熱・咳・のどの痛みなどの症状がある場合や、少しでも体調が悪い時は、無理をせず学校を休みましょう。子ども達は「学校は休んではいけない」と考えがちですが、「体調がすぐれない時は休んでよい」ことを、普段から家族で話し合っておくとよいかと思います。

小さな子どもさんがおられるご家庭では、家庭内感染を防ぐことは難しいですが、適切なタイミングでの正しい手洗いが重要でしょう。

  • 外から帰った時、咳やくしゃみや鼻水をかんだ後、食事や調理の前後、トイレの後などです。
  • 手荒れになっている子どもやお母さんをみます。温水ではない温度の水で洗い、保湿剤を使ってみてください。