京都市における子どものPCR陽性者数 5/15時点
新型コロナウイルス感染症と子ども(その20)
5月1日~5月15日の京都市の子どものPCR陽性者数
今回は、2021年5月前半(5月1日~5月15日)の15才までの子ども(未就学児、小中就学児)のPCR陽性者数(京都府発表による)です。
京都市内の成人を含む全年齢の新規陽性者は1323人と高止まり。
検査された変異株は、5/10~5/16の週では、187株中186株99.5%と高値。
若者・子どもに関するクラスターは、高校等教育機関、保育園、学童などで発生。
京都府でのPCR検査数1265件/日、PCR検査陽性率10.2%(直近7日間平均)
新規陽性者数10万人あたり1週間合計37.86人。
5月1日~15日 | <未就学児29名 就学児32名> ・市内の子どもの陽性者は61人、中学生までの子どもは全年令の4.6%。 ・子ども陽性者の感染経路の8割は家庭内感染。 ・府内の10才未満の陽性者は33人。 |
- 全年令で感染力の強い、N501Y変異株が従来株とほぼ置き換わり、主に家庭内感染から子どもに感染しています。
- 空港での水際対策の甘さから、インド変異株の市中感染が危惧されます。
- 5月の連休明けから、学校に登校しにくい子ども達の相談が増えています。毎年、新しい環境で頑張ってきた子ども達がしんどくなる時期です。が、コロナ禍で、それに加えて、充分に身体を動かせなかったり、コロナ感染症について不安になったり、家族間の距離が近づき過ぎてしまう環境になっているのかもしれません。
- 学校にはスクールカウンセラーもおられます。何か困ったことがありましたら、かどの診療所に、まず、お電話でご相談ください。