京都市10才未満児のPCR陽性者数 3/31時点

新型コロナウイルス感染症と子ども(その40)

3月16日~3月31日の京都市の10才未満児のPCR陽性者数

今回は、2022年3月後半(3月16日~31日)の10才未満の子どものPCR陽性者数です。

  • 京都市:全年齢の新規陽性者は7,527人(前2週の約75%に減少)。
    子どもを含むクラスター:複数の児童福祉施設、教育施設
  • 京都府:PCR検査数4,643件/日、PCR検査陽性率49.4%(直近7日間1日平均)
    新規陽性者数人口10万人あたり1週間合計 239.60人。
    入院確保病床使用率 23.1%
    重症者用病床使用率 11/171床 6.4%
    高度重症病床占有率 1/51床

3月16日~31日・市内の10才未満の陽性者合計は1,380人(前2週は1,998人)
・府内の10才未満の陽性者合計は1,246人(前2週は1,655人)
  • 市内の全年令の新規陽性者数は、3月20日頃に500人を下回る日もありましたが、月末にかけて下げ止まり、再び増加傾向が懸念されます。
  • 市内の10才未満の子どもの新規陽性児が全年令陽性者に占める割合は、18%と変化なし。10代は17%、20代は18%と、10才未満とほぼ同数でした。今後、年度末のイベント等の影響で、10代20代の陽性者数は増えると予想されます。
  • 都市部では、感染力の強いオミクロン株亜種の「BA.2」への置き換わりが進んでいるため、今後再び感染者数は増加に転じる可能性は大きいですが、子どもが重症化しやすいとの報告はありません。陽性が判明した子ども達も、発熱期間は半日から2日以内と短く、重症化した児はおられません。
  • 陽性になった子どもの隔離期間について、今は10日間ですが、潜伏期間は2-3日位と短めなので、5日~7日に短縮できるのではないかと思います。今後は年令ごとの感染予防や対策が必要です。