ジャズ考 Part1
皆さん、音楽を聴きますか? 私は昔からジャンルにとらわれず幅広く聴きます。ロック、ジャズは特によく聴くのですが最近はジャズが多い傾向です。「ジャズ?難しそうでよくわからん」、「ジャズ?ガチャガチャうるさい」というような声が聞こえてきそうです。そうおっしゃる方、騙されたと思っていちどマイルス・デイビス(1926-1991)の曲を聴いてみてください。名前くらいは聞いたことがあるでしょう。
巨匠マイルス・デイビスは数えきれないほどの傑作を残しています。音楽スタイルによってビバップ期→クールジャズ期→モードジャズ期→ロック・フュージョン期というような変遷がありますが、私が生まれたころはすでにモードジャズ期の末期で、わりあいに聴きやすい作品が多くなっていました。
聴いたことがないという方、とりあえず聴いてみてください。入門用のおすすめアルバムを二つ挙げます。一つめはバラードベスト盤の「ballads & blues」、二つ目はロック・フュージョン期の「TUTU」。特に「ballads & blues」は、仕事で疲れた日の夜、部屋をやや暗くしてウイスキーのロックあるいはワインを飲みながら、静かに、じっくりと聴いてみてください。演奏者の空間がみえてきますし、音楽の「間(ま)」を感じることができます。流行りの音楽にはない、余計な音を削ぎ落した本物の音楽じゃないかと思えます。「TUTU」は評論家の中では商業的だとか酷評されることが多いですが、ロック的なノリなので私にはお気に入りの一枚です。
もし何か感じることができたら、今後の音楽の幅、趣味の幅、人生の楽しみの幅が広がること間違いなしです。
所長 光吉明
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