京都市における子どものPCR陽性者数 11/30時点

新型コロナウイルス感染症と子ども(その10)

11月15日~11月30日の京都市の子どものPCR陽性者数

今回は、11月16日~11月30日まで2週間の、子ども(未就学児、小学生、中学生)のPCR陽性者数です。

成人を含めた市内全体の陽性者は247名と増加。先週の平日4日間をみると、PCR検査数の平均は764件/日、PCR陽性者平均27人/日、陽性率は3.5%でした。クラスターが発生した、病院や高齢者施設では陽性者が続いてみられ、それ以外では飲食を伴う接触・職場内・家庭内感染が増えています。感染経路不明者は約35%でした。

11月16日~30日未就学児1、小学生4、中学生2
・市内では、子どもの陽性者は7名で、全体の3%と少なかった。子どもに重症者はなく、全員軽症か無症状。
・7名の陽性者の経路は、家庭内感染が3名、小中学校での感染が2名、感染経路不明が2名でした。
  • 学校内感染で各1名ずつの陽性者が確認されましたが、それ以上の感染拡大はみられませんでした。
  • 府内では10才未満9名、小学生3名、中学生1名の陽性者が、広域で散発的に確認されましたが、クラスターは発生していません。
  • 兵庫県の中学校では、合唱コンクールを契機にしたクラスターが発生し、生徒23名が陽性(生徒約200人がPCR検査、陽性率12%)となりました。同時に教職員2名、家庭内感染と思われる学校外感染者8名が陽性になりました。
  • スーパーコンピューター富岳の映像では、全員がマウスガードをして、距離を取り、互い違いに並ぶことで、飛沫の拡散はかなり抑えられるようです。
  • 中学校や高校でのクラスターは過去にもありましたが、限定的と考えられます。