京都市における子どものPCR陽性者数 7/31時点

新型コロナウイルス感染症と子ども(その25)

7月15日~7月31日の京都市の子どものPCR陽性者数

今回は、2021年7月後半(7月15日~7月31日)の15才までの子ども(未就学児、小中就学児)のPCR陽性者数(京都府発表による)です。

  • 京都市:全年齢の新規陽性者は922人(前2週の4倍に増加)
  • 子どもを含むクラスター:運動施設、保育園、中学校等。若い年代では、高校、専門学校、大学、僧侶養成機関等で発生。
  • 京都府:PCR検査数1276件/日、PCR検査陽性率10.7%(直近7日間平均)。
    新規陽性者数10万人あたり1週間合計37.01人。デルタ株7/26~8/1に17例確認。
    高度重症病床占有率4/38床

7月15日~31日<未就学児18名 就学児31名>
・市内の子どもの陽性者は49人、中学生までの子どもは全年令の5.3%。
・感染経路: 保育園内5人、中学校内13人、運動施設利用6人、家庭内感染は50%。
・府内の10才未満の陽性者は20人。
  • 保育園や学校等、子どもの集団で陽性者が増えています。集団内のおとなから、子どもが感染し、広がり、そこから家族内感染するケースもみられます。
  • 従来株では、子どもは「うつりにくく、重症化しにくい」と言われていましたが、最近は「うつりやすい」印象です。この原因がデルタ株である可能性は否定できません。
  • アメリカ疾病対策センター(CDC)は、「デルタ株は、これまでで最も感染力の強いウィルスのひとつ。感染者1人が他の8~9人程度に広める恐れがあり、水痘に匹敵するくらい。」との見解を示しています。