星空への誘い 第1回

子供のころ、家には重くて大きな円筒型の天体望遠鏡がありました。しかし小学校低学年の私にとってレンズの中に天体を捉えることは、それが大きな満月であっても相当な時間がかかり、さらに刻々と動く月を追っていくことは至難の業でした。ましてや土星や北極星をまともに観察することはほぼ不可能でした。

それから何十年も経た今、科学はずいぶん進歩しました。最近購入した小型のスマート望遠鏡を使えば、無数の宝石を散りばめたような星空の中へ、いとも簡単に没入することができます。まずは250万光年彼方のアンドロメダ銀河をはじめとして、写真撮影素人の私でも綺麗に撮ることができた宇宙の様子をご覧ください。星空観測の魅力については次回以降、おいおいと述べていきたいと思います。

所長 光吉明

星空フォト

①プレアデス星団(M45)
和名はスバルで、おうし座を構成しています。富士重工のシンボルマーク、青白く光る六連星です。故谷村新司さんの代表曲は名曲ですね。2026/10撮影

②パックマン星雲(NGC281)
カシオペア座の近くに位置する散光星雲です。ゲームキャラクターのパックマンに似ているのでこの愛称がつけられていますが、愛嬌があってかわいい形をしています。2026/10撮影

③亜鈴状星雲(M27、NGC6853)
こぎつね座に位置し、鉄亜鈴に似ていることからダンベル星雲ともいわれています。太陽と同じくらいの恒星が寿命を迎え、何とか放っている最期の輝きらしいです。2026/8撮影

④アンドロメダ銀河(M31、NGC224)
誰もが知っているアンドロメダ銀河。地球から近くにある大型銀河で、天気が良ければ肉眼でも確認できます。直径はおよそ22万光年、天の川銀河の約2倍の大きさで、このなかの恒星の数は1兆個以上らしいです。観察しているのが250万年前の雄姿、輝きだっていうのが、なんだか不思議ですね。もちろん今、本当にそのまま存在しているかどうかはわかりません(それを確実に証明する方法はないようです)。2026/9撮影