研修に魅力的なフィールド
綾部地域は、専門医療機関数が限られるため、総合診療医が主治医として、広範なニーズに応えることが求められます。この環境は、総合診療医が役割を発揮し、成長するには絶好のフィールドです。
さらに、教育の面においても魅力的なフィールドです。当院は 京都家庭医療学センター の研修施設として多くの総合診療専門医を排出してきた実績があり、スタッフおよび地域の関連診療所・看護介護事業所、そして地域の患者さんにも総合診療医の教育と育成に理解と協力を頂いています。
HPH活動の一環として「健康友の会」とも協同し、地域のヘルスリテラシー向上とまちづくりの企画にも研修医には参画してもらっています。そして何より海外でのFaculty Development（指導医養成プログラム）を修了し、Think globally, act locally を実践する指導医の熱い指導を受けることができるのも大きな魅力でしょう。
研修のこだわり
当院は、質の高い医療を提供し、地域住民の健康増進やまちづくりに貢献し、スタッフと住民から慕われる心優しい頼りになる総合診療医を養成するため、次の３点に徹底的にこだわります。
- 実践的省察ができる医師を育てます
徹底的に自己省察を勧奨し、プロフェッショナリズム教育を実践することで、社会の要請に応えられる能力を有し、自律した「医師」として、常に高いレベルを目指し続ける医師を養成します。 - 医療の質にこだわります
日常診療においては、医療の質にこだわり、あらゆる領域において一定の水準を超えた医療の提供が実践できる医師を養成します。特に高齢者・認知症診療、多職種連携、リーダーシップ、地域志向ケアといった分野において優れた能力を発揮できる人材を育成します。 - 研究者としての視点も育みます
リサーチ・クエスチョンから研究を企画し実行することができる医師を養成します。当院の開設法人京都保健会は、京都大学大学院医学研究科社会健康医学教室と連携し臨床研究者を養成する土台を整備しています。