5月31日は世界禁煙デー
5月31日の世界禁煙デーは、喫煙の害や禁煙の重要性を普及・啓発することや、受動喫煙防止のための社会的な禁煙推進を活発化させることなどのために1988年、世界保健機関(WHO)が制定しました。
今更やめられないと思っておられるご本人やご家族、大切な人のために禁煙することへのきっかけになればと思います。
2023年のテーマ ”We need food, not tobacco” 【たばこではなく食べ物が必要】
世界的な食糧危機は、紛争、気候変動、COVID-19 パンデミックの影響、および食糧、燃料、肥料の価格上昇をもたらすウクライナ戦争によって拡大しています。タバコの栽培と生産は、長期にわたる地球規模の生態系への危害と気候変動につながり、農業と食料安全保障の将来を決定する上で重要な役割を果たします。たばこの代わりに持続可能な食用作物の栽培に焦点を当てています。
5月31日~6月6日は厚生労働省が定めた禁煙週間です。喫煙は、がんや心疾患、脳卒中、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、歯周病など重篤な疾患のリスクになりますが、たばこを吸わない人も、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙により、同じような疾患にかかるリスクが高まることが明らかになっています。また、加熱式タバコや電子タバコなどの新型タバコを吸うことにより、重症で急性の肺疾患が起きることがあり、咳と発熱、呼吸困難で受診したところ急性好酸球性肺炎と診断されることがあります。
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以上は、福知山健康友の会だより(2023/5)の診療所だよりの転載です。
ふくちやま協立診療所 HPH
- HPHとは、Health Promoting Hospitals & Health Services(健康増進活動拠点病院等)の略で、ヘルスプロモーションを実践するためにWHO(世界保健機関)が開始した国際的なネットワークです。
- ふくちやま協立診療所は2021年2月に加盟し、患者さん・地域の方・職員の健康づくりの支援をとおして健康なまちづくりに貢献します。