HPHとわたし(14)
「西陣大江戸」さんの とんかつ定食 を食べて思うこと
先日、自分で自分にお疲れ様という気持ちを込めて「西陣大江戸」さんのとんかつ定食を食べてきました。
「西陣大江戸」さんは、千本笹屋町の交差点にあるお店です。私はあまり肉が好きではないのですが、このお店の肉は美味しくあっという間に完食してしまいました。
「西陣大江戸」さんは、上京診療所の利用者さんから美味しいと評判を聞いていたのでずっと気になっていました。
こんなに美味しいお店の評判を聞けば、仲のよい友人達を誘ってランチを食べにいきたくなりませんか?私は、このような『気軽に集まることができる友人』『住み良い雰囲気の地域』が、いつまでも健康でいるために非常に大切だと感じています。
もし、友人や知人がいない状態で毎日過ごしていれば、家から出ないで一日が終わることもあると思います。起きてから寝るまで誰とも話をしないかもしれません。身だしなみが気にならなくなり、髪の毛も切らず、寝巻きのままでいるかもしれません。何より脳が刺激を受けなくなって物忘れがひどくなるかもしれませんし、足腰を使う機会が減って弱っていくかもしれません。
人付き合いは、何かと気を遣います。しかし楽しいことを共有したり、困ったときは協力したりといいこともあるのです。
西陣が住み良い町なら、あなたの足は自然と外に向かうことでしょう。
「西陣大江戸」さんのような、美味しいお店があることは、実はとても素晴らしいことなのです。戦争中であったり、不景気であったり、犯罪が多発する地域ではとてもそのようなことはできないでしょう。
HPHには「地域丸ごと健康づくり」という目標があります。医療機関は検査や治療をする場所ですが、そもそも病気にならないような住み良い地域を作っていかなければならないと思っています。
理学療法士 若田 哲史
上京健康友の会だより(2020/3)、地域まるごと健康づくり、「HPHとわたし」より
日本HPHネットワーク
2018年現在、ヨーロッパを中心に世界で約700施設が加盟しています。
上京診療所は2013年に加入し、「患者」「地域」「職員」の3グループで活動しています。