シリーズ“こどもにとっていいこと?”その4

こどもはどうしておなかが空くの?

こどもはどうしておなかが空くの?

今回のお話はどうしてこどもはすぐにおなかがすくのかと言う話です。
お出かけの時にあるある光景が、さっき食事をしたばかりなのに、もう何か食べたいといいませんか?そして親はしっかりごはんを食べないからおなかがすくのよと言いますよね。
これはなぜなのでしょうか?このお話は前回の暑がりに通ずる内容です。そうです!常に成長しているからなのです。はい!来ました!また成長!
こどもは寝ても覚めても成長するためにフル活動しています。(夜に身長が伸びる話もこれですよ)食べることでエネルギー維持をしています。
そのエネルギーの基本はブドウ糖です。一般的に大人は肝臓にこのブドウ糖を蓄えるのでおやつがなくても平気ですが、こどもはどんどん成長に使いますので蓄えられません。だからおなかがすくのです。

ここで困るのが病気で元気がない時です。蓄えがない挙句ブドウ糖がなくなる状態になるわけですから、元気がなくなります。そこで食欲がない時は甘いもの、つまりお砂糖が最適なのです!車でいえば良質なガソリンです。
この時ばかりは栄養が…虫歯が…などにこだわらず甘い物をあげてください。これはお願いです!脱水対策でお水やお茶ばかりだと、たちまちガス欠になりどんどん元気がなくなります。ですからジュース、プリン、アイスクリームなどのお菓子が最適と言うわけです。チョコでもよし、アメでもよし!甘い物でまずは元気パワーを取り戻してくださいね。
と言うことで今回はなぜこどもはすぐにおなかがすくのかというお話をいたしました。こどもにとっておやつの時間も必要不可欠だということですね。大人は……ご自身の判断にお任せしまーす。

ドクターより
当院では検尿検査をしております。糖分をとれていないお子さんのおしっこにはケトン体という物質がでています。このケトン体はムカムカさせてしまう物質です。それをみると元気がないな、食事がとれてないなということがわかります。つまり身体の状態がわかるので、痛みもないとても簡単で必要は検査になります。もし、熱で食欲がない、吐いて食べられていない…などの場合は検尿がとても大切になりますので保護者のみなさん、診察に来る前にトイレをすませるのではなく当院でおしっこをとってくださると大変ありがたいです。

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