シリーズ“こどもにとっていいこと?”その6

予防接種を受ける時のお願い

予防接種を受ける時のお願い

少しでもポジティブな体験に

 病院が嫌い、怖いと思うお子さんはたくさんいます。小児科スタッフとしていつも悩みます。
最近はさまざまなところ(小児科の医療専門家〔国立成育医療研究センター、チャイルドライフスペシャリスト、済生会も啓蒙しています〕)で、「子どもの権利」として、かくさない、だまさない、ウソをつかないという動きが多くなっています。
そこで小児科の難問!予防接種について親御さんへのお願いを伝えます!少しでも参考になればいいなと思います。

当院でもよく見かける光景
子 「注射いややぁ~!」「えっ?!なんもないって言ったやん!」「えっ?今日注射!?」
親 「大きいのに泣かへん!」「はずかしいなぁ」「弱いなぁ」「痛くないって!!」

あるあるセリフです。そして親御さんあるあるで「だって注射って言ったら来たがらないもん!」「連れてこれへんー」と嘆く気持ちわかる!わかります!
でもですね、極秘受診はお子さんからすると、これは立派な詐欺にあったようなものです。かなりのトラウマになります。
そして最終スタッフが何とかしてくれるだろう!と言う希望的観測も間違っています 笑

じゃあ、どうしたらいいものか?というお悩みについてお伝えします。

  1. どの年齢でも必ず話す!
    伝え方…悪い病気がうつらないように、バイキンから守ってくれるんだよ。
    タイミング(参考までに)
     2~3歳➡数時間前
     4~6歳➡前日
     小学生以上➡1週間前
  2. とにかくほめる
    泣こうがわめこうができたらほめてください、嫌がってできない時は一旦待ちましょう!
    中止という選択もありです。ひとまず本人の気持ちを受け止めてください。
    嫌なんだね、そうだよねと抱きしめてあげてください。時には、【アメ】と言う名のご褒美大作戦も大いに結構!病院に来たことをだけでもほめる!頑張りをほめてください!
  3. 禁句は言わない
    禁句:言うこと聞かないとお医者さんに注射してもらうよ!(言いたくなっても飲み込んで!ガマン!)
    日頃から禁句を使うと単純に人のせいにしますし、更なる恐怖心や不信感と言うメッセージを与えてしまいますからダメダメ~です!
    分からない年齢でもごっこ遊びを通して疑似体験をしたり、目線を合わせて『話す』ことが大切です。
    お子さんはごっこ遊びで理解することを得意としますよ。

★大切なことはお子さんの気持ちを受け止め共有すること スタッフでなく、一番に親御さんがほめる、うけとめる
手や身体の固定や技術はスタッフにお任せあれ!親御さんはこころのサポートを!
大好きな親御さんにほめられる、認められることは、スタッフが言ったとしても、親御さんにはかないません。何百倍の威力があります。
☆もちろん!われらがスタッフも、親御さん、お子さんのサポートを全力でお手伝いしますよ
「ダメと思ってしまう自分、はずかしい自分」から「できる自分、頑張れる自分」へチェンジすることで、お子さんは親御さんから「愛され、見守られている自分」を実感し、安心感、自信につながるのです。たとえできなかったとしても。向き合ったことが大切なステップなのです。
~是非、予防接種の時はお試しくださいませ~

参考引用 国立成育医療研究センター チャイルドライフサービス室

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